本格的なオリコンランキングベスト100を見る前に、まずは1986年(昭和61年)の邦楽ヒットソングランキングからベスト10曲をどうぞ。
- 1位:CHA-CHA-CHA(石井明美)[動画]
- 2位:DESIRE -情熱-(中森明菜)[動画]
- 3位:仮面舞踏会(少年隊)[動画]
- 4位:BAN BAN BAN(KUWATA BAND)[動画]
- 5位:My Revolution(渡辺美里)[動画]
- 6位:恋におちて -Fall in love-(小林明子)[動画]
- 7位:ジプシー・クイーン(中森明菜)[動画]
- 8位:スキップ・ビート(KUWATA BAND)[動画]
- 9位:OH!! POPSTAR(チェッカーズ)[動画]
- 10位:青いスタスィオン(河合その子)[動画]
- 11位以降も見るならコチラ
1986年のヒット曲ランキング(洋楽版)を見るならコチラ |
1986年に流行ったオリコンランキング(カラオケ人気曲)を見るならコチラ |
1986年(昭和61年)ヒット曲のトップは、トレンディドラマの元祖とも言われている「男女7人夏物語」の主題歌よ。
ちなみにこの1986年に生まれた人は、今年で38歳ね☆
【1986年ヒット曲ランキング】邦楽ベストソング100連発!
1位〜30位:トレンディードラマ時代の幕開け。主題歌が1位を獲得。
曲名 | 歌手名 | |
1位 |
CHA-CHA-CHA |
石井明美 |
2位 |
DESIRE-情熱- |
中森明菜 |
3位 |
仮面舞踏会 |
少年隊 |
4位 |
BAN BAN BAN |
KUWATA BAND |
5位 |
My Revolution |
渡辺美里 |
6位 |
恋におちて-Fall in love- |
小林明子 |
7位 |
ジプシー・クイーン |
中森明菜 |
8位 |
スキップ・ビート |
KUWATA BAND |
9位 |
OH!! POPSTAR |
チェッカーズ |
10位 |
青いスタスィオン |
河合その子 |
11位 |
Song for U.S.A. |
チェッカーズ |
12位 |
ダンシング・ヒーロー |
荻野目洋子 |
13位 |
冬のオペラグラス |
新田恵利 |
14位 |
バレンタイン・キッス |
国生さゆり with おニャン子クラブ |
15位 |
MERRY X’MAS IN SAMMER |
KUWATA BAND |
16位 |
シーズン・イン・ザ・サン |
TUBE |
17位 |
バナナの涙 |
うしろゆびさされ組 |
18位 |
君は1000% |
1986 OMEGA TRIBE |
19位 |
悲しみよこんにちは |
斉藤由貴 |
20位 |
熱き心に |
小林旭 |
21位 |
なんてったってアイドル |
小泉今日子 |
22位 |
恋のロープをほどかないで |
新田恵利 |
23位 |
じゃあね |
おニャン子クラブ |
24位 |
季節はずれの恋 |
吉沢秋絵 |
25位 |
Fin |
中森明菜 |
26位 |
デカメロン伝説 |
少年隊 |
27位 |
今夜はANGEL |
椎名恵 |
28位 |
空想Kiss |
C-C-B |
29位 |
夏を待てない |
国生さゆり |
30位 |
フレンズ |
レベッカ |
1位は明石家さんまと大竹しのぶが共演し、のちに結婚するきっかけになったドラマ「男女7人夏物語」の主題歌としてヒットした曲だよ。
のちに「流行を取り入れた都会的でお洒落な恋愛ドラマ」がこう呼ばれるようになったのよ。
「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」「オレたちひょうきん族」「風雲!たけし城」などバラエティー番組も多かったわ。
素人の女子高校生がアイドルに
前年1985年に放送を開始しした「夕やけニャンニャン」。
元々は、女子大生をメインとした深夜番組「オールナイトフジ」の延長線上で企画・放送された「オールナイトフジ女子高生スペシャル」から派生したもの。
「女子高生スペシャル」は関東ローカルで2回放送され、男子中高生をメインターゲットにした「夕やけニャンニャン」スタートを前提においた「初期おニャン子決定」という意図も持たせて企画された。
放送開始後は番組のコーナー「アイドルを探せ!!」で、毎週5人の出場者が5日間を通してオーディションに挑戦。
金曜日の最終審査で合計100点以上を獲得すると合格になり、おニャン子クラブの一員となり、メンバーとしてデビューすることになる。
メンバーには会員番号があり1~11番は初期メンバーで、会員番号12番以降のメンバーはこのオーディションの通過者である。
メインのグループの他に派生ユニットやソロの歌が多くて、後のAKBの活動スタイルもここに通じる雰囲気があるね。
歌詞が歌い手の日常を思わせるようなものだったり、10代~20代にファンが多いとか、共通点はいくつか感じるもの。
80年代のアイドル活動
1980年代は「アイドル黄金期」と言われるほど、アイドルが数多く誕生し活躍した時代でした。
最近は「握手会」や「チェキ会」をはじめ、SNSなどのツールを通じてコミュニケーションを取るなど、アイドルを身近に感じられる活動が主流になっています。
80年代のアイドルは直接会う機会が少なく、ファンも「手の届かない存在」という意識が強かった為、スター性の高さが魅力となりカリスマ性へとつながるという時代でした。
イメージを保つために所属プロダクションや周りのスタッフに守られ、デビュー後も徹底した行動管理と教育を受けプライベートを見せないのが当たり前とされていました。
頑なに包み隠された部分があることで特別なイメージを作り出した結果、数十年後に「伝説のアイドル」として名を残す人が80年代アイドルから多く輩出された理由の一つになったのかも知れないですね。
この後のドラマ主題歌、おニャン子クラブの勢いはどうかな?
ディスコブームだからヒップホップやレゲエもランキングに入っているかしら?
31位〜60位:6名の男性アーティストがランクインも、22曲は女性歌手。
曲名 | 歌手名 | |
31位 |
歌謡曲 |
とんねるず |
32位 |
1986年のマリリン |
本田美奈子 |
33位 |
夏色片想い |
菊池桃子 |
34位 |
プルシアンブルーの肖像 |
安全地帯 |
35位 |
渚の「・・・・・」 |
うしろゆびさされ組 |
36位 |
くちびるNetwork |
岡田有希子 |
37位 |
象さんのすきゃんてぃ |
うしろゆびさされ組 |
38位 |
色・ホワイトブレンド |
中山美穂 |
39位 |
Broken Sunset |
菊池桃子 |
40位 |
RASPBERRY DREAM |
レベッカ |
41位 |
シンデレラたちへの伝言 |
高井麻巳子 |
42位 |
Say Yes! |
菊池桃子 |
43位 |
キャンドルの瞳 |
吉川晃司 |
44位 |
おっとCHIKAN! |
おニャン子クラブ |
45位 |
さよならのオーシャン |
杉山清貴 |
46位 |
瞳に約束 |
渡辺美奈代 |
47位 |
Super Chance |
1986 OMEGA TRIBE |
48位 |
NANA |
チェッカーズ |
49位 |
Teenage Walk |
渡辺美里 |
50位 |
不思議な手品のように |
新田恵利 |
51位 |
ツイてるねノッてるね |
中山美穂 |
52位 |
落ち葉のクレッシェンド |
河合その子 |
53位 |
ノーブルレッドの瞬間 |
国生さゆり |
54位 |
BE-BOP-HIGHSCHOOL |
中山美穂 |
55位 |
ちょっとやそっとじゃCAN’T GET LOVE |
中村あゆみ |
56位 |
夢色のメッセージ |
西村知美 |
57位 |
私は里歌ちゃん |
ニャンギラス |
58位 |
風のインビテーション |
福永恵規 |
59位 |
やぶさかでない |
とんねるず |
60位 |
Sosotte |
本田美奈子 |
懐かしい曲はあったかな?上位30曲よりも男性のアーティストが少ないね。
同じようなことがこの後、AKBでもあったわね・・・
2度目の映画「チェッカーズ SONG FOR U.S.A.」に出演、主題歌も自分たちで歌いヒットしたよ。
その後、基準の変化もあり放送禁止扱いとしなくなったことから、2021年3月にNHK-BSの番組で初歌唱したんだよ。
アーティストとして自信をもって世に出しただろうし、ファンにとってもせっかくの新曲がテレビで見られなくてさみしいでしょうし。
この1986年に放送開始されたテレビ朝日系「ミュージックステーション」の第1回放送で、記念すべき第1曲目として歌っていたから。
第2次バンドブーム
1980年代終盤から1990年代前半にかけてバンドが人気になる現象が起こりました。
以前にも「バンドブーム」はあり、1960年代はグループ・サウンズ(GS)ブーム。1980年代前後のフォーク・ブーム。そして1980年後半からは第二次(ロック)バンドブームと言われています。
「バンド」という形で活動をするアーティストはどの時代にも存在していますが、ブームとなる特徴の一つにアマチュアバンドの増加があります。
人気バンドに憧れ楽器演奏を始めてみたり、まねをして歌ってみる。
影響を受けた人たちがグループを募りバンド活動を始める…そのバンドがゆくゆくはプロに…というサイクルも途切れぬバンドブームの一因かもしれません。
それでは、オリコンヒット曲ランキング・ベスト61位~100位を見てみましょう。
61位〜100位:色褪せない名曲に演歌やコラボユニットも登場。
曲名 | 歌手名 | |
61位 |
元気なブロークン・ハート |
C-C-B |
62位 |
時の流れに身をまかせ |
テレサ・テン |
63位 |
背番号のないエース |
ラフ&レディ |
64位 |
再会のラビリンス |
河合その子 |
65位 |
深呼吸して |
渡辺満里奈 |
66位 |
青空のかけら |
斉藤由貴 |
67位 |
メロディ |
高井麻巳子 |
68位 |
モーニングムーン |
チャゲ&飛鳥 |
69位 |
お先に失礼 |
おニャン子クラブ |
70位 |
雪の帰り道 |
渡辺美奈代 |
71位 |
夜明けのMEW |
小泉今日子 |
72位 |
悲しいな |
杉浦幸 |
73位 |
SWEAT&TEARS |
THE ALFEE |
74位 |
あじさい橋 |
城之内早苗 |
75位 |
夢しずく |
五木ひろし |
76位 |
Dance Beatは夜明けまで |
荻野目洋子 |
77位 |
ガラス越しに消えた夏 |
鈴木雅之 |
78位 |
フラミンゴ in パラダイス |
荻野目洋子 |
79位 |
ダイヤモンド・アイズ |
少年隊 |
80位 |
不自然な君が好き |
C-C-B |
81位 |
浪花盃 |
五木ひろし |
82位 |
風曜日、君をつれて |
THE ALFEE |
83位 |
I’ll Be Back Again…いつかは |
ビートたけし&松方弘樹 |
84位 |
ビー・バップ・パラダイス |
ビー・バップ・ 少年少女合唱団 |
85位 |
ガラスのPALM TREE |
杉山清貴&オメガトライブ |
86位 |
100%男女交際 |
小泉今日子 |
87位 |
情熱 |
斉藤由貴 |
88位 |
BILIEVE |
渡辺美里 |
89位 |
JINGI愛してもらいます |
中山美穂 |
90位 |
モーター・ドライヴ |
レベッカ |
91位 |
ff(フォルティシモ) |
ハウンド・ドッグ |
92位 |
悲しみモニュメント |
南野陽子 |
93位 |
ステキな恋の忘れ方 |
薬師丸ひろ子 |
94位 |
CHRISTMAS TIME IN BLUE |
佐野元春 with THE HEARTLAND |
95位 |
クローズ・アップ |
中山美穂 |
96位 |
Rockdom~風に吹かれて~ |
THE ALFEE |
97位 |
神様ヘルプ! |
チェッカーズ |
98位 |
接近 |
南野陽子 |
99位 |
さよならのめまい |
南野陽子 |
100位 |
モノクローム・ヴィーナス |
池田聡 |
上位には吉川晃司、杉山清貴、60位以降に鈴木雅之、佐野元春、池田聡といった男性のソロアーティストが入ってきたね。
他にもソロの歌手はいるけれど、アイドルとして人気の人が多いわね。
代わりに荻野目洋子、中山美穂、南野陽子、菊池桃子といった80年代後半デビューの歌手が中心になってきたね。
織田裕二、江口洋介、吉田栄作もアイドル雑誌などに出て歌も歌っていたけれど、俳優としての認識の方が強かったわ。
【1986年ヒット曲ランキング】洋楽ベストソング30連発!
さあ、邦楽ベスト100の次は1986年(昭和61年)洋楽ランキング・ベスト30を見てみようか。
1986年(昭和61年)の洋楽ランキングには、映画のタイアップで注目されたり、ディスコブームで人気になったヒット曲がいくつかあるね。
この曲を聞くと映画のワンシーンを思い出すという名曲ね。
ディスコブームも始まっているから、ヒップホップやレゲエもあるのかしら?
それでは、日本で洋楽人気が高まっていた80年代の後半に入る1986年(昭和61年)の洋楽ランキングをどうぞ。
曲名 | 歌手名 | |
1位 |
That’s What Friends Are For |
Dionne Warwick & Friends |
2位 |
Say You Say Me |
Say You Say Me |
3位 |
I Miss You |
Klymaxx |
4位 |
On My Own |
Patti LaBelle & Michael McDonald |
5位 |
Broken Wings |
Mr. Mister |
6位 |
How Will I Know |
Whitney Houston |
7位 |
Party All The Time |
Eddie Murphy |
8位 |
Burning Heart |
Survivor |
9位 |
Kyrie |
Mr. Mister |
10位 |
Addicted To Love |
Robert Palmer |
11位 |
Greatest Love Of All |
Whitney Houston |
12位 |
Secret Lovers |
Atlantic Starr |
13位 |
Friends & Lovers |
Gloria Loring & Carl Anderson |
14位 |
Glory Of Love |
Peter Cetera |
15位 |
West End Girls |
Pet Shop Boys |
16位 |
There’ll Be Sad Songs |
Billy Ocean |
17位 |
Alive And Kicking |
Simple Minds |
18位 |
Never |
Heart |
19位 |
Kiss |
Prince |
20位 |
Higher Love |
Steve Winwood |
21位 |
Stuck With You |
Huey Lewis & The News |
22位 |
Holding Back The Years |
Simply Red |
23位 |
Sledgehammer |
Peter Gabriel |
24位 |
Sara |
Starship |
25位 |
I’m Only Human |
Human League |
26位 |
I Can’t Wait |
Nu Shooz |
27位 |
Take My Breath Away |
Berlin |
28位 |
Rock Me Amadeus |
Falco |
29位 |
Papa Don’t Preach |
Madonna |
30位 |
You Give Love A Bad Name |
Bon Jovi |
知っているアーティストやヒットソングはあったかな?
エディ・マーフィーは俳優としては知っているけど、歌手活動もしていたのね。
ブリティッシュ・インヴェイジョン
第二次ブリティッシュ・インヴェイジョンは、1982年の中頃~1986年後半にかけて起こった現象。
おもにケーブルテレビの音楽専門チャンネルMTVのおかげで、イギリスのグループなどがアメリカで人気となり多数登場した。
この用語は、1960年代にアメリカで起こった同様の現象に由来しており、その中心となっていたのはシンセポップやニュー・ウェイヴの影響を受けたアーティストたちでした。
1986年になると第二次ブリティッシュ・インベイジョンも落ち着き、アメリカ・イギリスどちらかに偏ることが少なくなり、双方からバランス良くヒット曲が出ていました。
MTVを通してヒットソングが次々出たことで、映像を使って人気を得るためにキャッチーなシングルを作るようになった結果、一枚のアルバムから何曲もシングルヒットが出るようになりました。
1986年に流行ったオリコンランキング曲 カラオケ人気曲10選!
邦楽・洋楽の次は1986年(昭和61年)のオリコンヒット曲から、カラオケでよく歌われていた上位10曲を紹介するよ。
カラオケのカラは「空」、オケは「オーケストラ」の略。
楽器による生演奏ではなく、レコードやテープで代用することを指していて、本来は放送業界で使われていた用語だったそうよ。
曲名 | 歌手名 |
フレンズ |
レベッカ |
時の流れに身をまかせ |
テレサ・テン |
恋におちて−Fall in love− |
小林明子 |
My Revolution |
渡辺美里 |
ff(フォルティシモ) |
ハウンド・ドッグ |
仮面舞踏会 |
少年隊 |
DESIREー情熱ー |
中森明菜 |
モーニングムーン |
チャゲ&飛鳥 |
Song for U.S.A. |
チェッカーズ |
熱き心に |
小林旭 |
邦楽ヒットソング、オリコンランキング・ベスト1~100位の上位10曲とは違う曲が選ばれているね。
歌謡曲というか、しっかりと歌うようなイメージの曲が多いかしら。
それから、「恋におちて」や「時の流れに身をまかせ」「熱き心に」と、大人の歌が多い気もするわ。
その頃は若い子もカラオケに行っていたけど、この頃はサラリーマンなどが主流で歌謡曲や演歌がよく歌われていたね。
J-POPなんてジャンルも無いから選曲も難しかったし。
メドレーとかは演歌と歌謡曲の他に、どうやって分けていたのかしら?
細かくは分けられてないから、メドレーもチェッカーズの後に五木ひろしなんてこともあったよ。
メドレーって、好きなジャンルやアーティスト満喫するのに最適なのに…
途中で知らない曲が流れて、無言になってしまうメドレーって想像できないわ。
この80年代に日本のヒットソングが多様化したのも、ジャンル細分化につながったのかもしれないね。
80年代のディスコブーム
1980年代中期からハイエナジー(ユーロビート)ブームが起こってディスコで人気となります。
このユーロビートと呼ばれる音楽のブームは、ディスコの第二ブームを生むきっかけになりました。
当時人気だったカイリー・ミノーグやデッド・オア・アライブ、バナナラマなどの曲はコンピューターサウンドが特徴で、日本の歌謡曲に似たメロディーに、無機質で単調なリズムを強調したアップテンポなつくりの音楽。
この特徴的なサウンドが日本人にマッチして、ユーロビート・ブームとなりました。
洋楽カバーによるヒット曲
ダンシングヒーロー/荻野目洋子(原曲:Eat You Up/Angie Gold)
原曲はイギリスの歌手アンジー・ゴールドにより、1985年に発売され世界的に大ヒットした「(邦題)素敵なハイエナジー・ボーイ」で、曲調は当時の王道のディスコ・サウンドだった。
ヴィーナス/長山洋子(原曲:Venus/The Shocking Blue)
原曲はオランダのロックグループ、ショッキング・ブルーが、1969年にリリースしたシングル。
17年後の1986年にイングランド出身のガール・グループ「バナナラマ (Bananarama)」が同曲をユーロビート調にアレンジして大ヒット。
さらに、そのバナナラマ版を日本語歌詞バージョンとしてカバーし、長山洋子の歌唱で発売した。
CHA-HA-CHA/石井明美(原曲:CHA CHA CHA/Finzy KontiniI)
イタリアのダンスグループであるフィンツィ・コンティーニのシングルで、ジャンルはイタロ・ディスコ(イタリアで生まれた音楽ジャンル)でダンスの「チャチャチャ」をモチーフにしている。
日本人歌手によるディスコ・ソングのカバーは過去にもありますが、ユーロビート、ハイエナジーが流行した頃に特に多くカバー曲が生まれました。
カバーといっても、原曲に忠実なものから元の形を残しつつアレンジを施したもの、サンプリング中心にしたものなど、いろいろな手法で日本人に馴染むよう手が加えられました。
また、後にヒットソングを連発するWinkの「愛が止まらない」のように、邦楽独自のタイトルが付けられ、曲名だけでは元が洋楽のディスコ曲のカバーだと知らないという人もいました。
バブル景気の始まりで、たくさんのブームが生まれた年。
懐かしい曲や思い出のヒットソングは見つかりましたか?
このページで気になったヒット曲や聞いてみたくなった名曲は、アーティスト名下の「歌詞はコチラ」ボタンからチェックしてみてねっ♬
1986年のヒット曲をより楽しむために・・・
ここでは1986年(昭和61年)のヒットソング、邦楽オリコンランキングをベスト100位まで、洋楽ランキングを30位まで紹介するよ。
1986年にカラオケで歌われたヒットソングも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
ヒットソングが生まれた理由がわかるかもしれない時代背景をざっくりと紹介します。
西暦1986年(昭和61年)はどんな年?
■「バブル景気」と言われ、1991年初頭に崩壊するまで4年半続いた、戦後で二番目に長い好景気の始まり。
■ハレー彗星が1910年以来、76年ぶりに地球に最接近した。
■道路交通法が改正され、原動機付自転車にヘルメット着用が義務づけされた。
■伊豆大島の三原山が1951年以来209年ぶりの大規模噴火。
■ソ連のウクライナ・ソビエト社会主義共和国のチェルノブイリ原子力発電所で大規模な爆発事故発生。
1986年(昭和61年)発売の商品
■富士写真フイルム:世界初のレンズ付きフィルムカメラ「写ルンです」発売
■エニックス(現スクウェア・エニックス):ドラゴンクエスト発売。
■ローソン:「からあげクン」発売
■ サントリー:麦芽100%ビール「モルツ」発売
■本田技研工業:「NSR250R」「インテグラ(4ドアセダン)」発売
■トヨタ自動車;「スープラ」(日本国内初代)発売。
1983年に発売された家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」(通称:ファミコン)に、新しく「ディスクシステム」という、フロッピーディスク型のソフトが加わりました。
追加のハード機器を購入する必要がありましたが、好景気という事もあり販売台数は400万台以上、最も売れたソフト「スーパーマリオブラザーズ2」は265本を売り上げました。
メインのファミコンではRPGの名作「ドラゴンクエスト」が発売。
他には「グラディウス」「ミシシッピー殺人事件」「たけしの挑戦状」「プロ野球ファミリースタジアム」「魔界村」など、お小遣いが足りなくて困るほど次々と新作が発売されました。
1986年(昭和61年)ついにバブル景気の始まり。
バブル景気とは?
あくまで日本だけにおける好景気の通称で1986年(昭和61年)12月から1991年(平成3年)2月までの51か月間に、日本で起こった資産価格の上昇と好景気、およびそれに付随して起こった社会現象とされる。
情勢自体はバブル経済と同一であり、バブル経済期または、バブル期や単にバブル、平成景気(第一次平成景気)、昭和・平成バブルとも呼ばれる。
ただし、多くの人が好景気の雰囲気を感じ始めたのは1987年10月19日のブラックマンデーを過ぎた翌1988年頃からであり、政府見解では、バブル崩壊後の1992年2月頃まで、この好景気の雰囲気は維持されていたと考えられている。
現在も続く音楽番組が放送開始
■テレビ朝日の音楽番組「ミュージックステーション」が放送開始。
■日本テレビ系にて終了した「ザ・トップテン」に続くランキング形式の歌謡番組『歌のトップテン』放送開始( – 1990年3月)。
■サザンオールスターズの活動を休止した桑田佳祐が、1年間限定で活動する「KUWATA BAND」結成。
■出産の為に活動休止していた松田聖子が「日本レコード大賞」「NHK紅白歌合戦」と久々にテレビ出演した。
結婚以前のインタビューなどで「結婚後は引退し主婦業に専念したい」という趣旨のコメントもしていたが、翌年1987年に活動を再開した。
■テレサ・テン「時の流れに身をまかせ」全日本有線放送大賞、日本有線大賞を3年連続受賞する。
■米国のアーティスト、プリンス(プリンス・ロジャーズ・ネルソン)が初来日。
放送開始時の総合司会は関口宏で、現総合司会のタモリは二代目なんだ。
同じ番組を30年以上続けるってすごいわね!
懐かしい曲や気になった曲は「歌詞はコチラ」からチェックしてみてね☆